23Mar
エレクトロニクスだ。
そろそろ土地勘も分かってきて自由に走りたかった。
最終日ってこともあって冒険みたいなことをしたくなってきた。
今回の旅三代目のサングラス。
灼熱とはいかないけど猛暑と砂埃が多いバガンでは必須アイテム。
昼飯は食べずに、というか暑さで水分を取り過ぎて食欲がない。
まさに夏。
バガンの端、川沿いのパゴダに到着。
サッカーの中田が好きだというオジサン。
結婚してるのかと聞かれたので、していないと言うとミャンマーの女性を紹介してやるよ。
と言ってきた。
何でもミャンマー女性が集まる酒場があって、そこで出会って国際結婚しているカップルが結構いるらしい。
明日行くかと聞かれたが明日は帰るから無理です。と言った。
少々興味があったので今日はダメ?と聞いたら
彼もタクシードライバーで違うお客さんがいるからダメと断られた。
なんだか生殺しに会った気分だ。
地図から離れた場所へ行こうとした。
以前、大きな地震などでパゴダの多くが倒壊し、
現在では修復作業をしているパゴダを多く見る。
特に観光客の多いところは修復されているのだが
町のはずれ、このように何も手がかからないパゴダも多く見られた。
またもや牛ちゃん大行列。
タクシー乗ってる時は怖くなかったけど
バイクだとちょっと怖い。
終わりの無い感じの道がひたすら続いたので引き返そうとして
バガン入り口の看板を見た。
その看板を越えてすぐの村に辿り着いた。
親に怒られながらも近づいてきた少年。
人なつっこい。
プレビューを見せたけどしっくりきてない感じだった。
この日はバイクで走ってることもあってか本当に暑かった。
いつもは景色や建物、人を撮影して満足してたけど自分がそこにいた記録がないことに気づいて、
何を思ったかセルフタイマーで自分を撮影。
パゴダの前で撮ればいいものをなぜか思いつきでこの場所。
ちょっとしたらあの少年がやってきたので二人で撮影した。
バガンは中心地に戻ることにした。
広大なバガンは遠くからもパゴダが見える。
遠くから、行っていない見ていないパゴダもなんとなく分かるので
地図や勘を頼りにエレクトロニクスバイクを走らせては見るを繰り返した。
彼女もパゴダでポストカードを売っていた。
またかと思って相手にしない人もいるけど、押し売りもしてこないし、むしろ良い情報を提供してくれたりする。
だから僕は結構話すようにしていた。
この時も、何も話さずに去っていたら知らなかっただろうと思う。
彼女は僕が日本人だと知るとある場所へ案内してくれた。
第二次世界大戦日本軍の慰霊碑でした。
碑に記された言葉なんかを見ていると感慨深くなった。
お線香やお花はどこに売っているのと少女に聞いたら修道院の中まで行き
この男性が来てくれました。
お線香をいただけました。
午後三時、まだ暑い。
だけどパゴダはまだまだある。
本当に暑くて、そろそろ休憩しようかと思っていた時に着いたパゴダ。
パゴダは色々あるが、こうやって中に東西南北に仏像が建てられているのが多い。
ぐるっと建物に沿って歩く。
外に抜けてみた。ぐるりと一周せずに外に出てみた。
出口にいた彼女も私に教えてくれた場所がある。
それほど高くないパゴダ。
なかなか良い景色だったので
ここは夕日がキレイなの?と聞くと
ここはあんまり綺麗じゃないけど。あっちの方に綺麗な夕日が見えるパゴダがある。って言っていた。
方角だけしか教えてもらえなかったけど
昨日と一昨日見たパゴダの方向ではないことが分かったので行きたくなった。
さっきのパゴダ。
戻って一周を終えて出た先の売店でキレイな夕日が見えるパゴダを聞いてみた。
パゴダにはそれぞれ名前がついているのだが
その名前が聞き取りにくくて何回も聞き直した。
バレタイ?って聞こえたから言われた方角を目指して発進。
あっち行ってそっち行ってようやく見つけた。
到着したけど、ここは売店や売り子も少なく他のパゴダよりも静か。
昨日、一昨日と馬車やタクシードライバー、ホテルのフロントなど
色々な人に夕焼けの見えるパゴダを聞いても名前は上がってこなかった。
しかも有名なパゴダなんかは手すりや安全に配慮した造りだけど、そんなのもない。
ただ売り子の少女が遊んでいるだけ。
もしや夕日の独り占めか?
上に登って景色をチェック。
確かに見渡す限りパゴダの群れは夕刻には良さそうだ。
行くと分かるのだけれど景色が同じに見えても全てが少しずつ違って見える。
午後4時。
売り子の子供達3人としばらく話していた。
夕刻にはまだ時間がある。
場所を確保した僕は夕日を独り占めだと思っていたので
他の場所を回ってから戻ってくることにした。
しようとしたのだがタクシーが一台パゴダに到着。
ベルギーとスペインの男性二人が到着。
僕がこんなとこにいるもんだから
「君は何人だ?」
「日本人だ」
「日本人なのにここで何かを売っているのか?」
と勘違いされる始末。
この人たちも夕日を見に来たんだろうか?と少し不安になった。
そんなこんなであっという間の人だらけ。
良い場所を陣取ってしまったために身動きとれず
この後結局2時間は動かなかった。
再度バガンに来ることがなければ最後のバガンの夕日。
横見たりしたら色々な人が太陽を見つめている。
色んな思いで見てるんだろうなぁとか思いつつ。
彼は今はミャンマーにスタディツアーというのに参加している。
今度はフィリピンで2年間の青年海外協力隊に参加するそうだ。
翌日、飛行機も一緒でした。
今頃は日本だったかな?良い旅が出来てるといいですね。
それとフィリピンの2年間の無事を祈っております。
そんな彼に撮ってもらいました。
間もなく夕日が拝めそうだ。
夕日は靄に消えて辺りは暗くなっていきました。
少し昇っているぐらいの時が一番赤いんですね。
沈む直前はそれほど赤く染まらない。
帰り道真っ暗の中を走る時間。
方向分からず迷い込んでしまった。
全くこの標識に気づいていなかった。
Restricted Area
軍等の立ち入り禁止区域だ。
始めは不審者扱いされて、そりゃそうだ。
でっかい声でヘイヘイヘイヘ~~イ スト~~~ップ!!!!!!
全く気付いていなかったので結構進んでしまったし
空気を読むのにも時間がかかった。危ない。
事なきを得てホテルに到着
この夜もミャンマーカレーとオススメの温野菜料理をいただいた。
蚊には刺されすぎて、そろそろどうでも良くなってきていた。
小さいバッグに下着一枚とTシャツ一枚とカメラを入れて身軽で来たもんだから
穿いているパンツは四日連続のグラミチのパンツ。
ミャンマーの旅4日目へ続く
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